アルダー SSH 3トーンサンバースト

■ボディ
* 2ピース アルダー
* ピックアップ

Neck: Vanzandt True Vintage

Middle: Vanzandt True Vintage

Bridge: Suhr SSV+

* ブリッジ: GOTOH 510TS-SF1

 

■ネック

* Q-sawn メイプル

* 指板 パーフェロー

* ナット TUSQ

* ナット幅 1.650インチ(約42mm)
* フレット 6150 Stainless Steel
* 指板R 7.25-9.5インチ Compound

* ネックの太さ .820"インチ(20.8mm)~.890"インチ(22.6mm)

* ペグ Hipshot Grip-Lock tuners

 

* オールラッカー塗装 3トーンサンバースト

* String Gauge: .010-.046

こちらは企画製作品になります。

ソニックブルーのモデルと同じく、ヴィンテージスペックを基調として新しい試みも取り入れながら製作してみました。

 

特徴としまして、

ネックサイドのポジションマークはLuminlay(ルミンレイ)というもので製作しました。

高性能蓄光ドットポジションマークというもので、照明の暗いシーンでも見えやすくなります。

 

ボディはアルダー、1.6kgとかなり軽量です。

ネックはQ-sawnメイプル、パーフェロー指板の組み合わせ。

キレイに柾目が入っており、良い木取りです。

 

指板Rは7.25-9.5Rとなっておりまして、10-16インチcompoundなどと比べると少し丸みがある感じでコードワークなど弾きやすいです。

Rはキツすぎず、ソロプレイ共にバランス良く押弦しやすいかと思います。

 

ボディバックにはヒールレス加工がしてあるのでハイポジションにアクセスしやすくなっています。

 

ペグはHipshotのロック式です。ペグ裏のつまみを回してロックするタイプです。

 

コントロールは1V、2T、5way、ダイレクトスイッチ、

トーンはシングルとハムでそれぞれ独立しております。

3つ目のツマミはPUSH-PUSHのロックスイッチになっておりまして、ONでフロントシングルとセンターシングルが直列で結線されます。ターボブレンダー回路ですね。

これにより擬似的にハムバッカー回路となります。

かねてからフロントシングルコイルのジャキっとしつつも丸いサウンドを残しながらもう少し太い音が出したい、、、と思う場面が多く、ハムバッカーのコイルタップとは逆の発想で製作してみました。

フロントハム的な甘く太いサウンドも出せるSSH、というコンセプトです。

 

ハムバッカーの時はボリュームポットの抵抗が500kΩ、シングルコイルの時には250kΩになるように配線しております。
SSHのギターの場合シングルの音がキンキンしたりすることがあるのですが解消されています。

ダイレクトスイッチはONで回路が全てバイパスされ、リアPUのみの出力となります。

 

サウンドは生音も大きく、カラッとしていて抜けが良いです。木がしっかり振動しているのを体感できます。

PUはVanzandtとSSV+の組み合わせで、ソニックブルーのモデルと同じくローパワー系ですが、ほんの僅か出力は高めになっています。

 

ネックの裏面は演奏性を考慮してつや消しフィニッシュになっています。

すべりが良く、フィンガリングがし易いです。

 

トラスロッドはヘッドトップから調整できますのでネックを外さずにメンテ可能です。

フレットはステンレスですので耐久性も強く、ほぼメンテフリーで末永くお使いいただけると思います。

サイズは6150になります。

6100など、いわゆるジャンボフレットと言われるものほど大きくなく、ジャンボフレットにありがちな引っかかるような弾き心地が苦手な方も馴染みやすいと思います。

 

ネックジョイントはかなりタイトで組み込み精度も抜群です。

極薄塗装ですのでこれから経年変化もお楽しみいただけると思います。

オールラッカー仕上げですのでほんの小さな塗装の痩せや傷等があるかもしれません。ご了承ください。

 

指板サイド、フレットサイドの面取りも丁寧にしてありますので非常に弾きやすいです。

2024年

12月

04日

組み込み開始

ボディの磨き、コンパウンドでの艶出しが完了し、組み込みに入っています。

ノイズ処理、配線作業まで完了しました。

ひとまず弦を張るところまで進めていきます。

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